2022年の二輪車販売は前年比10.9%増の82万台、2年連続2桁成長
(コロンビア)
ボゴタ発
2023年01月17日
コロンビア自動車協会(ANDEMOS)の発表によると、2022年の二輪車販売台数は82万2,617台で、前年比10.9%増だった。二輪車市場は2017年以降10%台の拡大を続けている。2020年はパンデミックの影響を受け前年比13.9%減と落ち込んだが、2021年には40.7%増と大幅に拡大し、2022年は再び10%台の堅調な成長となった。
ブランド別では、インドのバジャージがシェア1位の14万639台(シェア:17.1%)、次いでヤマハが13万1,412台(16.0%)、コロンビアのAKTが11万5,478台(14.0%)、スズキが10万3,378台(12.6%)と続いた(添付資料表参照)。
モデル別にみると、最も売れた二輪車はバジャージのCT100(4万3,003台)で前年比0.4%の微増となった。次いで、スズキのGN125(2万4,517台)が60.9%増と大幅に拡大して2位となった。3位には、スズキのGIXXER(2万4,032台、31.0%増)がランクインした。
二輪車市場が好調な背景には、慢性的な渋滞を避けるためにバイクで移動する人が増えていること、二輪車は主要都市での走行規制の対象外(2023年1月11日記事参照)となっていることなどがある。なお、グスタボ・ペトロ大統領は2022年12月16日に法令2497号を公布し、未加入者を減らすことや不正加入防止のために排気量200㏄以下の二輪車の損害賠償責任保険(強制加入)料を50%引き下げることを発表している。
(茗荷谷奏)
(コロンビア)
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