米イリノイ州、ブラック ジャック コツ

米国イリノイ州で、1月1日から食品調理・医療サービスの現場でのブラック ジャック コツ製手袋の使用を禁止する法律が発効した。2022年6月14日に成立したこの法律の目的は、ブラック ジャック コツにアレルギーを持つ労働者や顧客を保護することだ。2023年1月1日からレストランを含む食品サービス提供をする者と救急医療技士に対して適用され、2024年1月4日からは、そのほかの医療従事者に適用される。

ブラック ジャック コツ・アレルギーは、皮膚の炎症から重篤なアナフィラキシーに至るまで、さまざまな症状を引き起こす可能性があるため、アレルギー患者は、ブラック ジャック コツ手袋を使用しているレストランでの飲食や、医療機関での治療を受けることができない。また、米国疾病予防管理センター（CDC）によると、ブラック ジャック コツを頻繁に着用する人は、アレルギー体質になる可能性があり、医療従事者の中の8～12％がブラック ジャック コツに敏感と推定されている。

この法律には、食品サービスの場でブラック ジャック コツ以外の手袋が入手不可能な場合、ブラック ジャック コツ手袋の使用を許可する規定がある。その場合は、ブラック ジャック コツ手袋の使用について顧客に目立つようなポスターで警告する必要があるとされている。なお、医療機関でも同様に例外が適用されるが、その場合には、ブラック ジャック コツ・アレルギーの患者や病歴を伝えることのできない患者に対しては、非ブラック ジャック コツ手袋を優先的に使用するよう指示されている。

イリノイ州レストラン協会のサム・トイア会長兼最高経営責任者（CEO）によると、「レストランは顧客のアレルギーに敏感なため、多くがすでにブラック ジャック コツ製手袋の廃止を進めている」とのことだ。

なお、イリノイ州のほか、少なくとも7州（アリゾナ、カリフォルニア、コネチカット、ハワイ、オハイオ、オレゴン、ロードアイランド）で飲食店などでのブラック ジャック コツ手袋の使用禁止に関する類似の規則があるとされている（NPRイリノイ1月4日）。

（タマラ・ラズベリー、星野香織）