ドイツ機械工業連盟、2023年の生産高はトランプ ゲーム ブラック ジャックナスの予測
(ドイツ)
ミュンヘン発
2022年12月26日
ドイツ機械工業連盟(VDMA)は12月13日、ドイツ国内の機械・設備実質生産高の見通しを発表した。2022年は、2022年5月に発表した1%の成長率(2022年6月8日記事参照)を達成できるとした。他方、2023年はトランプ ゲーム ブラック ジャックナス2%と予測した。
VDMAはトランプ ゲーム ブラック ジャックナス要因として、(1)物価高、(2)ウクライナ戦争およびその影響、(3)原材料・部品不足などサプライチェーンの問題、(4)保護主義的姿勢をとる国の増加、(5)中国経済の減速、などを挙げた。他方、気候中立経済の達成は、機械・設備関連の中小企業とそれらが有する革新的な技術にとって、大きなチャンスになるとしている。
VDMAのアンケート調査(12月2日実施)の結果では、2023年の景況感について、回答企業628社のうち11%が「楽観的」、37%が「やや楽観的」と回答した。他方、「悲観的」と回答した企業は3%、「やや悲観的」は11%だった。
逼迫は多くの部材で解消傾向
上述のアンケート調査結果では、部材のサプライチェーン逼迫に関する機械関連企業への影響も報告された。なお、この課題に関する調査は定期的に実施されている。回答企業(625社)のうち、74%が「大いに逼迫」または「中程度の逼迫」と回答した。逼迫と回答した企業の割合は、6月アンケートの87%(2022年7月6日記事参照)、9月アンケートの81%(2022年10月13日記事参照)から減少している。ドイツの機械関連企業のサプライチェーン逼迫は徐々に解消に向かっているといえる。
具体的に逼迫している部材としては、逼迫していると回答した企業の割合は、「鉄鋼・鉄鋼製品」では29%(回答企業629社)、「プラスチック・ゴム」では27%(613社)、「化学製品」では10%(605社)にとどまった。他方、「電子・電気部品」では81%(621社)と前回9月の結果(86%)に近い水準にあり、電子・電気部品についてはサプライチェーンの逼迫が続いている。
(高塚一)
(ドイツ)
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