フィンランド、風力事業が加速

(フィンランド)

ロンドン発

2022年12月06日

フィンランドの再生可能エネルギー企業OX2とヘレン、特別投資ファンドのオーランド銀行風力発電基金は11月28日、フィンランド東部のニーニマキ風力発電所建設に関する契約締結を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。このブラック クイーン ブラック ジャックでは、ニーニマキ風力発電所に22基、合計145.2メガワット(MW)の風力タービンを2024年末までに建設する。年間発電量は400ギガワット時(GWh)以上となる予定。

フィンランド風力発電協会(FWPA)が11月に発表した風力発電ブラック クイーン ブラック ジャックの2022年上半期のレビュー外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、これまで洋上風力発電は採算が合わず開発が進んでいなかったが、急速なコストダウンが進み、洋上風力発電ブラック クイーン ブラック ジャックに対する関心が高まっている。現在、同国では13の洋上風力発電ブラック クイーン ブラック ジャックが計画されており、その総出力は約1万3,500MWとなる。計画によると、2022年は合計340基(1,800MW)、2023年は合計250基(1,500MW)、2024年には少なくとも140基のタービンが完成する予定だ。2022年から2025年にかけて建設予定のブラック クイーン ブラック ジャックでは、60億ユーロ以上がフィンランド各地に投資される予定。一方で、風力発電ブラック クイーン ブラック ジャックは稼働まで平均4~8年かかるため、現在計画中のブラック クイーン ブラック ジャックの多くが、初期段階となっていることが課題。

このほか、フィンランド政府は2022年10月4日、6つのクリーンエネルギー・ブラック クイーン ブラック ジャックに総額1億ユーロの投資支援を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。ブラック クイーン ブラック ジャックの内訳は、再生可能な水素を利用したエレクトロフューエル(Eフューエル)(注)の製造、産業プロセスの電化、風力発電および蓄電システムと太陽光発電の統合について、それぞれ2ブラック クイーン ブラック ジャックずつとなっている。

風力発電および蓄電システムと太陽光発電を統合する2つのブラック クイーン ブラック ジャックについては、フィンランドのエネルギー事業者のイルマタルエナジーが1,956万ユーロ、投資会社エクシリオンが890万ユーロの資金を獲得。産業規模での太陽光発電の実証を行い、生産拡大を目指す。イルマタルエナジーは将来的に150MW、エクシリオンは70MWの設備容量となる予定で、現在同国にある最大の太陽光発電所を大きく上回り、北欧でも最大規模となる。

(注)グリーン水素や、グリーン水素から合成された脱炭素の気体または液体の燃料。

(島村英莉、半井麻美)

(フィンランド)

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