名探偵コナンやワンピースの新作映画が中国で好調

(中国)

北京発

2022年12月16日

中国の映画興行データ分析アプリ「猫眼専業版」は、12月6日午前0時時点に全国で営業中の映画館が5,655社に達したと発表した。また、全映画館に占める営業中のものの比率(以下、営業率)は同時点で45.5%に回復し、11月29日の36.9%から8.6ポイント上昇したと明らかにした。

「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」は映画館の営業率が低下していた11月18日に、中国で上映された。同作品は、営業率低下による影響を受けたものの、興行収入は過去1年半以内に大陸で上映された日本映画の中で最高となった(「信網」11月30日)。

また、同じく日本映画であるワンピースの新作「ONE PIECE FILM RED」は12月1日に中国で上映された。「猫眼専業版」によると、12月10日に1億元(約19億円、1元=約19円)の興行収入を記録した。日本映画は、映画館の営業率が通常より低下し厳しい状況にある中でも健闘しているといえるだろう。

このほか、米国映画の「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」が12月16日から中国で上映されることも話題となっている。映画業界は、同作品の上映が映画館全体の業績を引き上げることや低迷状態を緩和させることを期待しており、同作品の国内興行収入が18億~25億元になると予測している(「財聯社」12月6日)。

(趙薇)

(中国)

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