英政府、ブラック ジャック ディーラー ルール
(英国、EU)
ロンドン発
2022年12月06日
英国の環境・食糧・農村地域省と英国環境庁は11月24日、ブラック ジャック ディーラー ルール(Packaging Extended Producer Responsibility)の新たな枠組みとして、英国内の対象生産者(注1、2)が2023年1月から包装廃棄物に関して収集すべきデータの種類などを解説したガイダンスを発表した。対象生産者は、英国市場への包装の投入方法、素材と重量、包装区分、廃棄物区分、包装の発生地域などのデータを整理し、報告することが求められる(添付資料参照)。さらに、政府当局は、対象生産者のうち大規模生産者(注3)に対しては、報告された2023年の包装廃棄物データに基づき、当該生産者が2024年に購入すべき包装廃棄物リサイクル証書と包装廃棄物輸出リサイクル証書の額を算定するとしている。
英国の包装コンサルタント会社Auraが実施した調査によると、95%の世界的企業の包装専門家が、急速に整備されつつある包装関連の規制への対応に対して懸念を示しており、その要因として、欧州委員会の包装材と包装廃棄物に関する規則案(欧州委、包装材のリ実写 版 ブラック)と、英国のブラック ジャック ディーラー ルールが挙げられている(「Packaging News」11月29日)。
ブラック ジャック ディーラー ルールは、2018年に英国政府が策定した資源廃棄物戦略(イングランド)において見直しが提案され、意見公募を経て具体的な枠組みの策定に至っている。
(注1)「生産者」とは、実際に英国で対象品を生産する者のみならず、対象品を英国市場への輸入する者なども含む。
(注2)対象生産者の基準は、年間売上高100万ポンド(約1億6,500万円、1ポンド=約165円)超かつ年間包装投入量25トン超。
(注3)大規模生産者の基準は、年間売上高200万ポンド超かつ年間包装投入量50トン超。
(飯田俊平)
(英国、EU)
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