フランダース政府貿易投資局、ブラック ジャック ブラック クイーン
(ベルギー)
ブリュッセル発
2022年12月08日
ベルギーのフランダース政府貿易投資局(FIT、注)は12月5日、日本とフランダース地域のスタートアップエコシステムの連携を強化し、双方のスタートアップのビジネス展開を共同で支援するための協力覚書(MOC)をブラック ジャック ブラック クイーン締結したと発表した(プレスリリース)。ベルギーからは12月5~9日に、アストリッド王女率いる600人規模の経済ミッションが日本に派遣されている。今回のMOCはそのミッションの一環として、フランダース政府のヤン・ヤンボン首相立ち会いの下で締結された。
FITとブラック ジャック ブラック クイーンは同MOCの下で、情報共有を強化するとともに、フランダース地域と日本のスタートアップエコシステムの関係者同士をつないでいくことで合意した。また、両機関は有望なスタートアップを特定して支援することで、その国際化を加速させ、世界各地の関連するパートナーとのマッチングに向けても協力していく。
今回の発表に先立ち、フランダース政府は同地域のスタートアップやエコシステム関係企業・機関のデータベースの「フランダース・テック・エコシステム」を2022年4月に立ち上げている。このデジタルプラットフォームを通じ、フランダース地域としてのブランディングを強化するとともに、国外パートナーと同地域のスタートアップや投資家などとのマッチングを図っていくという。
FITによると、フランダース地域のスタートアップエコシステムは、成長性と国際化の両面で高い評価を得ており、過去5年間で欧州で最も成長したスタートアップハブの1つとされている。他方で、成長著しい日本のスタートアップも、国内外の革新的な企業との連携を求めるようになっている。両国・地域の経済は既にイノベーションと国際化という点で補完的関係にあるものの、ビジネス環境の連携を一層深めることで、双方のスタートアップにより多くの国際展開の機会を提供できると、FITは今回のMOC締結の意義を強調している。
世界のスタートアップとテック産業に関する情報を提供するディールルームが12月1日に発表した次世代のテクノロジーエコシステムに関する報告書によると、人口1人当たりのディープテック開発技術や大学人材、特許数などに比重を置いて評価を行った世界の都市別「サイエンス・ハブ・ランキング」で、半導体分野の世界的な研究機関のimecを擁するルーバンが14位、ゲントが21位に位置づけられている。
(注)ベルギーは連邦制で、通商分野の政策は各地域政府が管轄している。
(大中登紀子)
(ベルギー)
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