新型コロナに関する全ての入国措置を撤廃

(セネガル)

アビジャン発

2022年11月24日

セネガル政府は1111日、入国に関する新型コロナウイルス対策の全ての措置を撤廃すると発表した。これに伴い、1030日から義務化していたセネガル入国時の全ての渡航者に対する、QRコード付きの新型コロナワクチン電子接種証明書またはPCR検査陰性証明書の提示が不要となった。また、これらの証明書を所持しない全ての渡航者(12歳以下を除く)に義務付けていた到着時の抗原検査の受検も不要とした。なお、セネガル出国時は従来どおり、渡航先の国・地域の規制に従う必要がある。

セネガル観光促進局(ASPT)によると、国内の感染状況は減少傾向が続いており、輸入感染事例が散見されるものの、懸念される変異株は確認されていない。世界保健機関(WHO)によると、1122日現在、同国の1日当たりの新型コロナ新規感染者数は4人で、死者は確認されていない。

現在、入国後に特段の隔離や行動制限は求めていないが、国外では感染が収束していない国・地域があることから、政府は引き続き、監視態勢の強化に努めていくとしている。

セネガルでは、新型コロナ感染拡大の影響で3年近く観光産業が低迷していたが、本格的な観光シーズンに入り、規制緩和とともに外国人旅行客の増加が期待されている。

(安藤真由美、渡辺久美子)

(セネガル)

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