ドイツ最大級の自動車部品見本市IZB開催、ブラック ジャック web
(ドイツ、日本)
デュッセルドルフ発
2022年11月10日
ドイツ北部ニーダーザクセン州のボルフスブルクで10月11~13日、自動車部品関連の調達見本市「IZB2022」が開催された。ボルフスブルクはフォルクスワーゲン(VW)の本社があり、IZBは2001年からVWグループの社内展示会として実施されている。現在では2年に1度の開催となり、VWグループ以外のバイヤーも訪れ、ドイツで有数の自動車部品関連の調達見本市となっている。
新型コロナウイルス感染拡大以降では初開催で、11回目となる今回は、37カ国から約940社が出展し、来場者数は4万3,000人に達した。新型コロナ禍前にリアル開催した2018年の実績の出展者数34カ国838社を上回った。来場者数は2018年の5万人から14%減少した。
ドイツ自動車部品大手企業のブース(ブラック ジャック web撮影)
IZB2022は主要テーマとして「コネクティング・カー・コンピテンス」を掲げ、デジタル化や自動運転などに関わる新たな技術にスポットライトを当てた。また、会期中は数多くのセミナーが開催され、例えば、VWの調達戦略のプログラム「ノース・スター」を紹介するセミナーでは、新型コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻などにより不確実性が高まっている中、安定的な供給網の構築や持続可能性がコスト以上に重要な観点となっていると強調した一幕もあった。
VWグループの調達プログラムの紹介セミナーでは参加者が食い入るように聴講(ブラック ジャック web撮影)
日本企業としては、アイシンやトヨタ紡織、帝人、住友電工グループなどをはじめ、多くの自動車部品メーカーの出展がみられた。
ブラック ジャック web今回、IZBに初めてジャパンパビリオンを設置した。同パビリオンには自動車部品などの関連技術を持つ15社が参加した。例えば、福井県に本社を持つ繊維メーカーであるセーレン(2021年4月20日記事参照)は、動物を傷つけずに従来よりも環境負荷を低減して作る合成皮革「クオーレ」を展示。持続可能性への意識が高まる中、来場者を引きつけた。VWグループを中心に、欧州だけでなく北米などのバイヤーとの商談はもちろんのこと、ユニークな技術を持つ新規の調達先候補の開拓にもつながる場となったとの感想が聞かれた。
15社が出展したジャパンパビリオン(ブラック ジャック web撮影)
繊維メーカーのセーレンのブース(ブラック ジャック web撮影)
次回のIZBは2024年に開催の予定。
(作山直樹)
(ドイツ、日本)
ビジネス短信 570e2956847a8b03