ニュルンベルクで冷却技術、空調・ヒートポンプ関連技術の見本市「Chillventa」開催

(ドイツ、日本)

ミュンヘン発

2022年10月27日

冷却技術や空調・ヒートポンプ関連技術の見本市「チルベンタ(Chillventa外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が101113日、ドイツ南部バイエルン州ニュルンベルクで開催された。この見本市は2008年以降、2年に1度開かれている。前回の2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でデジタル形式だったため、4年ぶりのリアル開催となった。

主催者のメッセニュルンベルクの10月14日の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、43カ国・地域から844社が出展し、日本からの出展は5社だった(在欧日系企業を含めず)。リアル開催だった2018年は46カ国・地域から1,019社が出展しており、今回の出展社数は約17%減少した。来場者数も今回は3773人で、2018年の35,490人から約13%減少した。会場では冷凍・冷蔵機器や空調、ヒートポンプなど、さまざまな技術が展示されたのに加え、最新の市場カジノ ゲーム 無料や業界の課題などについて、200以上のプレゼンテーションが実施された。

写真 ヒートポンプ関連のプレゼンテーションの様子(ジェトロ撮影)

ヒートポンプ関連のプレゼンテーションの様子(ジェトロ撮影)

写真 圧縮機に注目する訪問者(ジェトロ撮影)

圧縮機に注目する訪問者(ジェトロ撮影)

欧州では近年、エネルギー価格の高騰を受けてヒートポンプ導入が加速しており(2022年8月15日付地域・分析レポート参照)、在欧日本企業も欧州での生産規模を拡大し始めている。例えば、ドイツ国内の動向に関しては、ダイキン工業が930日、欧州でのヒートポンプの需要拡大に対応するため、ドイツの拠点での生産能力を2025年までに現在の3倍以上に拡大すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同見本市でも、ヒートポンプ関連の展示は多くの訪問者の注目を集めていた。

次回の「チルベンタ」は202410810日にニュルンベルクで開催される予定。

(宮林和夢)

(ドイツ、日本)

ビジネス短信 beeb53461c01358a