ミュンヘンで飲料・液状食品技術の見本市が開催

(ドイツ)

ミュンヘン発

2022年09月28日

飲料・液状食品技術関連の見本市「ドリンクテック(drinktec)」が9月12~16日に、ドイツ南部バイエルン州のミュンヘンで開催された。同見本市は、飲料・液状食品技術業界において最先端の技術が集結する最も注目度の高いものとされる。1951年に初開催され、1985年以降は4年に1度の開催。なお、2021年に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期され、2022年に開催された。

主催したメッセ・ミュンヘンの9月16日の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますおよびジェトロによる個別ヒアリングによると、55カ国・ブラック ジャック ゲーム ルールから1,002社が出展し、うち日本からの出展は9社だった(在欧日系企業を含む)。前回2017年開催時は、80カ国・ブラック ジャック ゲーム ルールから1,750社が出展したため、今回の出展者数は4割以上減少した。来場者も169カ国・ブラック ジャック ゲーム ルールから約5万人と、前回開催時(170カ国・ブラック ジャック ゲーム ルールから約7万7,000人)から3割以上減少した。メッセ・ミュンヘンの担当者によると、新型コロナウイルス感染防止対策のためのビザの取得や渡航規制などが影響したとのことだが、出展者の6割、来場者の7割以上がドイツ国外からの参加で、新型コロナウイルスの影響下においても世界各地が注目した展示会となった。

写真 製造機器の展示の前で活発に議論する参加者の様子(ブラック ジャック ゲーム ルール撮影)

製造機器の展示の前で活発に議論する参加者の様子(ジェトロ撮影)

写真 プラスチック包装の代替品となる紙を使った包装の展示(ブラック ジャック ゲーム ルール撮影)

プラスチック包装の代替品となる紙を使った包装の展示(ジェトロ撮影)

同見本市では、原材料の加工から容器の生産、包装、輸送など、飲料・液状食品に関連する幅広い生産技術が紹介された。特に、脱プラスチックや生産ラインのデジタル化など、近年注目を集めている課題へのソリューションとなるさまざまな技術が展示されており、多くの訪問者の関心を引きつけた。

EUでは、欧州委員会が2018年1月に公表した「循環型経済(サーキュラー・エコノミー)における欧州プラスチック戦略」において、2030年までに全てのプラスチック包装のリサイクルの徹底を目指すことが表明されて以降、脱プラスチックの動きが活発になっている。同見本市が開催されたドイツにおいても、プラスチックの規制強化が進んでいる(2022年9月6日付ブラック ジャック ゲーム ルール・分析レポート参照)。

次回のドリンクテックは、2025年秋に開催の予定。

(宮林和夢)

(ドイツ)

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