入国時の宣誓供述(DDJJ)義務廃止により新型コロナ入国規制は全て撤廃
(アルゼンチン)
ブエノスアイレス発
2022年09月05日
政府は8月26日、行政決議第837/2022号を公布し、アルゼンチンに入国する際に求めていたオンライン宣誓供述(DDJJ)の義務を廃止した。即日施行した。これまでは、アルゼンチンに入国する居住者および非居住者は、出国48時間前にオンラインでDDJJの手続きを求められていたが、今回の決定によって不要となる。これにより、新型コロナウイルス感染症に伴う入国規制は全て撤廃された。
今回の決定に対し、フロレンシア・カリニャーノ移民局長は自身のツイッターを通じて、「渡航来航を簡素化するのが目的」と述べた。
行政決議第837/2022号によると、入国の際に新型コロナウイルス感染症陽性者や感染の疑いがある者が発見された場合は、アルゼンチン保健省が作成した「COVID-19およびその他の急性呼吸器感染症のモニタリングと制御戦略」のマニュアルに沿って対応がなされる。
アルゼンチン保健省がとりまとめた8月28日付新型コロナウイルス感染関連状況(週報)によると、8月27日までの1週間の新規感染者数は1万9,834人、死者数は65人で、前週に比べて感染者数および死者数はともに減少傾向だ。累計感染者数は967万8,225人、累計死者数は12万9,711人。
(山木シルビア)
(アルゼンチン)
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