深セン市とリオデジャネイロ市が協力覚書締結、グリーンなど多分野で協力強化へ

中国の深セン市政府は9月8日、ブラジルのリオデジャネイロ市と友好交流協力に関する覚書を締結したと発表した。締結式はオンライン上で開催し、深セン市の覃偉中市長は産業発展や科学技術イノベーション、文化・スポーツ・観光、グリーン・低炭素、スマート都市などの分野で両市が交流・協力を強化していくと表明した。

リオデジャネイロ市のエドワルド・パエス市長は「深セン市とリオデジャネイロ市はともにイノベーション都市であり、経済貿易のさらなる発展に向けた大きなポテンシャルを有する」と強調。今回の覚書締結による関係強化に関して「経験を共有し、優れたモデルを育成していく上で双方に良い機会をもたらすだろう。ともに持続可能な発展や、都市の機動性、デジタルトランスフォーメーション（DX）などでイノベーティブな解決策を見いだし、社会・環境面の責任を果たしていきたい」と述べた。

9月8日付の「深セン衛視深視新聞」の報道によると、2021年までにブラジルから深セン市に投資した企業は40社を超え、深セン市企業がブラジルに拠点を設置した数は21社・団体を数える。

（汪涵芷）