ハリス米副大統領、9月25~29日に日韓を訪問、安倍氏国葬に参列へ
(米国、日本、韓国)
米州課
2022年09月08日
米国のキルステン・アレン副大統領報道官は9月7日、カマラ・ハリス副大統領が9月25~29日に日本(東京)と韓国(ソウル)を訪問するとの声明を発表した。
ハリス副大統領は、ジョー・バイデン大統領の代理として、安倍晋三元首相の国葬に参列する大統領代表団を率いる。同副大統領の訪問は、安倍元首相が残した功績をたたえ、日米同盟を擁護し、自由で開かれたインド太平洋を推進した同氏のリーダーシップの重要性をあらためて強調するものだとしている。大統領代表団を構成するそのほかのメンバーは、後日明らかにされる予定だ。
また、ホワイトハウスによると、ハリス副大統領は、東京とソウルで両国の政府高官や市民代表の代表者と会談する。これらは、強固な日米および米韓同盟、自由で開かれたインド太平洋に対する米国の恒久的なコミットメント、当該地域と世界における経済・安全保障上の共通の利益を際立たせるものとしている。
松野博一官房長官は9月8日午前の記者会見で、「ハリス副大統領の訪日は、日米同盟を新たな高みへ導いた安倍元首相の貢献を高く評価するものとして受け止めている。ハリス副大統領の副大統領としての訪日は、今回が初めてとなる。日本政府として、副大統領の初の訪日を心から歓迎する」と述べた。
米国からは、バラク・オバマ元大統領が出席する可能性も報じられている。ハリス副大統領がアジアを訪問するのは就任後2回目となり、2021年8月にシンガポールとベトナムを訪れている(東南アジアとの関係性を強調、ブラック)。
(片岡一生)
(米国、日本、韓国)
ビジネス短信 5a100501912e2dfe