ブラック ジャック web、10月から施行
(チェコ)
プラハ発
2022年09月02日
チェコで8月31日、ブラック ジャック web品の環境影響の制限に関する法律が官報で公布され、同法は10月1日付で発効の予定。同法は、EUの使い捨てブラック ジャック web品の流通を禁止する指令(2019年5月22日記事参照)に基づくものだ。同指令は各加盟国に対し、2021年7月3日までに国内での法制化を求めていたが、チェコでは2021年2月に前政権が下院に提出した法案が、同年10月の総選挙までに可決に至らなかったため、選挙後の2021年11月の下院新会期開始後に政府が下院に再び提出していた。
流通禁止の対象となる使い捨てブラック ジャック web品は、綿棒の軸、カトラリー(ナイフ、フォーク、スプーンなど)、皿、ストロー、マドラー、風船用の棒、発砲ポリスチレン製の食品・飲料用容器、持ち帰り用のカップ、オキソ分解性ブラック ジャック web全製品だ。これらを除く使い捨てブラック ジャック web品(フィルター付きのたばこ、ウエットティッシュ、生理用品など)には、適切な廃棄方法やブラック ジャック web品が環境に及ぼす影響を消費者に知らせるラベル表示が義務付けられる。
プラスチック・ボトルに関しては、2024年7月以降、容量が3リットル以下でふたもブラック ジャック webの場合は、ボトル本体と離れないよう付着することが求められる。また、再生プラスチックの割合を、ペットボトルの場合は2025年以降25%以上、それ以外のプラスチック・ボトルの場合は2030年以降30%以上とすることが義務付けられる。
環境省は、同法の施行により、年間約177億個の使い捨てブラック ジャック web品の消費削減を見込んでいる。また、プラスチック・ボトルの年当たりの回収率目標としては、EU指令に基づき2025年までに77%、2029年までに90%を掲げている。
EU統計局(ユーロスタット)によると、チェコの国民1人当たりのプラスチック廃棄物の産出量は53キログラムで、EU加盟国で4番目に多い(2018年のデータ、EU27カ国平均は39キログラム)。一方、チェコのプラスチック包装のリサイクル率は61%で、リトアニアに次いで2番目に高い割合となっている(2019年のデータ、EU27カ国平均は40.6%)。
(中川圭子)
(チェコ)
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