カジノゲーム無料

(ボリビア)

リマ発

2022年09月06日

ボリビア貿易研究所(IBCE。注1)は825日、同国の2021年炭酸カジノゲーム無料輸出が994万ドル、重量にして1,019トンに上ったと発表した。2022年上半期(16月)は前年同期比4倍増の2,350万ドル、434トンを記録したとしている。2021年の主な輸出先はロシア(全輸出の44%)、中国(40%)、米国(16%)の3カ国。IBCEによると、2021年の実績では、ボリビアがカジノゲーム無料輸出国の上位10カ国の仲間入りを果たしたとしている(添付資料表参照)。

ボリビアのカジノゲーム無料鉱床規模は2,100万トンに上ると見られており(注2)、主に南部ポトシ県内に所在する標高3,670メートルのウユニ塩湖を中心に、コイパサ塩湖、パストスグランデス塩湖にあるとされている。隣国のアルゼンチンとチリと並んで「南米のカジノゲーム無料三角地帯」を形成しているが、高地という地理的条件と他国に比べて純度が低いため、生産コストが高いなどの課題を抱えている。また、2008年以降、カジノゲーム無料資源の国有化政策によって開発生産権は全てボリビアカジノゲーム無料公社(YLB)が管理しているため、政治的なリスクも存在する。過去には同社とのジョイントベンチャー事業に乗り出したドイツ企業の計画が政府判断により途中で頓挫している。

ボリビア炭化水素エネルギー省とYLB20214月に新たに「直接カジノゲーム無料抽出法(DLE)」を用いた同国のカジノゲーム無料開発に関する国際入札を発表した。入札参加企業は20225月時点で6社(中国企業4社、ロシア企業1社、米国企業1社)に絞られており、その結果が注目されているが、ロシアや中国の企業を有望視する見方が多いのが現状だ。

(注1100%民間のNGO団体。ボリビア統計局(INE)の統計を基に作成。

(注2)米国地質調査所(USGS)による調査に基づくデータ。

(設楽隆裕)

(ボリビア)

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