7月の米消費者物価、前年同月比8.5ブラック ジャック トランプ やり方、前月比は横ばいと伸び鈍化

米国労働省が8月10日に発表した7月の消費者物価指数（CPI）は、前年同月比8.5ブラック ジャック トランプ やり方し、民間予想の8.7％を下回った。変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は同5.9ブラック ジャック トランプ やり方で、民間予想6.1％を下回った。前月比はCPIが0.0％の横ばい、コア指数は0.3ブラック ジャック トランプ やり方で、民間予想のそれぞれ0.2％、0.5％を下回った（添付資料図参照）。

品目別に前年同月比で見ると、ガソリンは44.0ブラック ジャック トランプ やり方（前月59.9ブラック ジャック トランプ やり方）と伸びが鈍化し、前月比では7.7％の減少と、インフレ鈍化を大きく牽引した。一方で、食料品は10.9ブラック ジャック トランプ やり方（前月10.4ブラック ジャック トランプ やり方）と3カ月連続で2桁台の伸びとなった。特に家庭用食品が13.1ブラック ジャック トランプ やり方（前月12.2ブラック ジャック トランプ やり方）と伸びが加速している。財は7.0ブラック ジャック トランプ やり方と5カ月連続で伸びが鈍化した。うち中古車は6.6ブラック ジャック トランプ やり方、新車も10.4ブラック ジャック トランプ やり方とそれぞれ5カ月連続、3カ月連続で鈍化している。サービスは5.5ブラック ジャック トランプ やり方（前月5.5ブラック ジャック トランプ やり方）と横ばいだが、物価全体の3割程度のウエートを占める住居費が5.7ブラック ジャック トランプ やり方（前月5.6ブラック ジャック トランプ やり方）と引き続き伸びが加速した。なお、航空運賃は27.7ブラック ジャック トランプ やり方、前月比では7.8％の減少となっている（添付資料表参照）。

民間予想以上に大きく鈍化した7月のCPIだが、内訳を見ると、ガソリンをはじめとしたエネルギー価格の急低下に牽引されており、食料品など一部は引き続き上昇傾向が見られるため、鈍化傾向が今後も続くかどうかは不透明だ。特にウエートが高く、いったん上昇すると低下しにくい住居費は7月のCPIでも上昇傾向が続いている。加えて、8月5日に発表された7月の雇用統計では、平均時給の上昇傾向が続いており（2022年8月8日記事参照）、賃金コストが反映されるかたちで、サービス価格を中心にCPIは高止まり傾向が続く可能性がある。

7月の堅調な雇用統計にもかかわらず、物価上昇の鈍化が今回明らかとなったことで、市場では連邦準備制度理事会（FRB）の利上げ姿勢が軟化するとの期待感が広がり、8月10日のダウ・ジョーンズ工業株価30種平均は前日比535.1ドル高（1.63％高）となり、株式市場などでは安心感が広がった。他方、次回のFRB連邦公開市場委員会（FOMC）は9月20、21日開催が予定されており、CPIや雇用統計はそれまでに8月分が発表予定となっているため、次回のFOMCでの利上げ幅などはこれら8月分の各種統計も見極めて判断されそうだ。

（宮野慶太）