ドイツ自動車大手3社、2022年上半期の世界販売台数は前年同期比で減少
(ドイツ、世界)
ミュンヘン発
2022年08月05日
ドイツ自動車大手のBMWは8月3日、2022年上半期(1~6月)の全世界の乗用車販売台数を発表した。これで、フォルクスワーゲン(VW)グループ、メルセデス・ベンツグループを含むドイツ自動車大手の2022年上半期の販売実績がそろった。3社とも2022年上半期の世界販売台数は、半導体など部品不足の影響を受け、前年同期比で減少した。低排出ガス車〔バッテリー式電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)〕では、特にBEVが好調だった。
VWグループの2022年上半期の総販売台数(注1)は、387万5,115台(前年同期比22.2%減)だった。また、2022年上半期のBEVの世界販売台数は21万7,064台(27.0%増)だった一方、PHEVの世界販売台数は10万5,832台(38.5%減)と大幅に落ち込んだ。低排出ガス車が2022年上半期の世界販売台数に占めるシェアは8.3%となり、前年同期に比べ1.4ポイント上昇した。乗用車の販売台数は373万7,819台(23.0%減)で、これをトランプ ゲーム ブラック ジャックみると、アジア大洋州が161万9,115台(18.7%減)で、うち中国が146万9,106台(20.4%減)と大きく減少した。西欧は125万2,172台(20.9%減)となり、ドイツは46万7,679台(13.3%減)だった。
BMWの2022年上半期の乗用車販売台数(注2)は、116万94台(前年同期比13.4%減)だった。地域別では、欧州は43万4,235台(14.0%減)で、うちドイツは12万1,780台(10.5%減)。アジアでの販売台数は49万5,559台(14.6%減)で、中国は37万9,524台(18.9%減)と落ち込んだ。2022年上半期のBEVの世界販売台数は7万5,890台で、前年同期比2. 1倍と急増した。一方、PHEVの世界販売台数は10万8,578台(7.3%減)だった。低排出ガス車のシェアは15.9%で、前年同期に比べ4.5ポイント上昇した。
メルセデス・ベンツグループの2022年上半期の乗用車販売台数(注3)は、97万4,100台(前年同期比8.1%減)だった。そのうち、BEVは5万8,600台(49.9%増)。一方、PHEVは7万9,000台(4.4%減)にとどまった。低排出ガス車のシェアは14.1%を占め、前年同期に比べ2.6ポイント増加した。メルセデス・ベンツグループの主力ブランドであるメルセデス・ベンツの2022年上半期の販売台数は、同社の7月11日の発表によると、欧州、アジア、北米、その他のいずれの地域でも、前年同期比で減少した。トランプ ゲーム ブラック ジャックみると、欧州(注4)での販売台数は30万5,300台(12%減)で、うちドイツは10万1,200台(6%減)。アジアでの販売台数は46万9,900台(16%減)で、中国は35万5,800台(19%減)と大きく落ち込んだ。
(注1)中国の合弁会社分とVWブランド商用車を含む。なお、乗用車の販売台数には中国の合弁会社分も含む。
(注2)BMW、ミニ、ロールスロイスブランドの合計。華晨汽車集団(Brilliance)との合弁会社分を含む。
(注3)メルセデス・ベンツグループ傘下のメルセデス・ベンツおよびスマートの合計。
(注4)EU加盟国、スイス、ノルウェー、英国の合計。
(クラウディア・フェンデル)
(ドイツ、世界)
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