モスクワ取引所、ブラックジャックweb8月8日から一時停止へ

モスクワブラックジャックweb所（MOEX）は7月25日、外国為替市場での日本円のブラックジャックwebを8月8日から一時停止すると発表した。対象は円・ルーブルやドル・円のスポットブラックジャックwebとスワップ商品に適用される。西側諸国の制裁による潜在的なリスクと決済の難しさが理由だとしている。専門家によると、MOEXでの円ブラックジャックweb額規模は小さいため、MOEXでの外為ブラックジャックwebや円相場に対する大きな影響はないという。

MOEXにおける外国為替市場の6月のスポットブラックジャックweb高は17兆8,000億ルーブル（約39兆1,600億円、1ルーブル＝約2.2円）だった（MOEX、7月4日）。そのうち円・ルーブルのスポットブラックジャックweb高は29億ルーブルで、全体の0.02％に満たない。

ロシア大手損保系投資顧問会社インゴスストラフ・インベスチツィイのチーフアナリストによると、最近は円のブラックジャックweb需要が増加し、7月には1日1億ルーブルを超えていたという。背景について「ロシアの金融機関が日本円以外の口座残高に手数料を課し始めているからだ」と説明した。しかし、フリーダム・ファイナンスのアナリストによると、MOEXの主なブラックジャックweb通貨はドル、ユーロ、人民元のため、円の取扱停止の発表後もMOEXで混乱は生じていない（「フランク・アールジー」7月25日）。

ロシア戦略研究所のアナリストはMOEXが円取引停止を決めた背景について、ブラックジャックweb禁止する制裁が導入されて市場参加者に損失が生じるのを避ける意図があると説明した。円相場については、日本の経済と対外貿易に依拠しているため、MOEXで円ブラックジャックwebが停止されても、世界の外国為替市場で円相場に大きな影響はないと指摘している（「レンタ・ルー」7月25日）。国際決済銀行（BIS）が3年ごとにまとめる為替ブラックジャックweb高に関する調査結果によると、世界での円ブラックジャックweb額は1兆1,000億ドル、うちスポットブラックジャックweb額3,600億ドル（いずれも2019年4月の1日平均）に上り、MOEXでの円ブラックジャックweb額は極めて小さい規模にとどまる。

MOEXは8月5日までに締結されるブラックジャックwebに係る債務の履行を通常どおり行い、日本円のブラックジャックweb再開に必要なあらゆる措置を講じる予定だと発表している。

（小野塚信）