総選挙目前、与党MPLAが優勢か

(アンゴラ)

ヨハネスブルク発

2022年08月18日

アンゴラでは、824日に予定されている総選挙に向け、緊張が高まっている。今回は、2002年に独立後4回目の選挙で与党・アンゴラ解放人民運動(MPLA)や最大野党・アンゴラ全面独立民族同盟(UNITA)」を含む8つの政党が選挙登録している。総選挙で最も議席を獲得した政党の党首が自動的に大統領になるため、実質的には大統領選挙でもある。

今回の選挙では、2017年に38年間にわたり政権を握っていたジョゼ・エドゥアルド・ドス・サントス氏を退けて政権を獲得したMPLAのジョアン・ロウレンソ現大統領が2期目を目指す。しかし、同大統領に対しては、当初期待されていた経済改革が十分に行われていないとして、国民は不満を抱いているとされている。

こうした中、アダルベルト・ダ・コスタ・ジュニア氏率いる最大野党UNITAが支持率を上げている。20222月から3月にかけて調査機関が行った世論調査では、有権者のうちMPLA支持者は29%だったのに対し、UNITA支持者は22%と、前回結果より差を縮めている(前回MPLA38%、UNITA 13%)。UNITAは農村部が主要な支持基盤だが、今回初めて他の野党と手を組むことで勢力を拡大しており、それが選挙結果にどの程度影響を及ぼすかが注目されている。

メディアの予想やアンゴラ在住者へのインタビューによると、今回の選挙でもMPLAが勝利し、ロウレンソ大統領が再任するだろうという見方が強い。欧米諸国も、ロウレンソ大統領がビジネス環境の整備に取り組み、ブラック ジャック サイトの投資家に経済を開放したことを評価している。

(堀内千浪)

(アンゴラ)

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