ブラック ジャック 確率ICMS)の算出基準額が変更
(ブラジル)
サンパウロ発
2022年07月06日
ブラジルの全国財政政策審議会(Confaz)は6月30日、自動車用のレギュラーガソリンやプレミアムガソリンなどに課税する商品流通ブラック ジャック 確率税(ICMS)を算出する基準額を変更すると発表した(注1)。従来は15日ごとの平均価格を基準額としてICMSを計算することになっていたが、2021年11月から基準額が凍結されていた。
今回の措置により、7月1日から9月30日までの期間は、過去60カ月(5年間)の平均価格を基準額とする(注2)。これにより、例えばレギュラーガソリンの場合、サンパウロ州では1リットル当たりの基準額は5.9900レアル(約150円、1レアル=約25円)から4.5533レアルに下がる。
政府は6月23日、ガソリンなどに対するICMS率に上限を設けた(2022年6月30日記事参照)。この度の措置によって税率の算出基準額が下がることで、ガソリン価格などがさらに低下することが見込まれる。
(注1)経済省傘下のConfazには、全州の財務局長が参加する。
(注2)この度の措置は、2022年3月11日に施行した憲法補完法192号/2022で「ディーゼルに課税するICMSを算出する際、過去60カ月の平均価格を基準額とする」と規定したのに対し、連邦最高裁判所が6月17日、「ディーゼルのみならず、ガソリンなどの燃料にも同算出方法の対象を広げる」との判決を示したことを受けたもの。
(古木勇生)
(ブラジル)
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