世界最大の非代替性トークン(NFT)イベント、米ニューヨークで開催、約1万2,000人参加
(米国、日本)
スタートアップ支援課
2022年07月14日
世界最大の非代替性トークン(NFT)のイベント「NFT.NYC」が6月20~23日に米国ニューヨークで開催された。
60カ国以上から約1万2,000人が参加するなど、高い関心が示された。初開催だった2019年の来場者数262人から大きな伸びとなった。調査会社ノンファンジブル・ドットコムの報告書によると、2021年のNFT市場の合計取引額は前年の8,200万ドルから約215倍の176億ドルとなり、市場規模が大きく拡大した。こうしたことからも、NFTに高い関心が集まっていることがうかがえる。
今回のイベントでは、入場パスの暗号資産での購入が可能となったほか、展示企業が来場者にNFTを無料で配布、それによるNFTを使ったプロモーションが目立っていた。また、業界の著名人による講演やNFTを取り扱う企業によるプロダクト展示、参加者同士の交流ラウンジでのネットワーキングなども行われた。
特に多く見受けられたのは、アートやゲームを取り扱うスタートアップだ。ブロックチェーン技術を用いたゲーム開発を行う日本発のスタートアップのダブルジャンプトーキョーは2021年のイベントにも参加し、その際に交流したジャンプ・クリプトやプロトコル・ラボ、サークル・ベンチャーズから2022年に資金を調達した。ダブルジャンプトーキョーはNFT・ブロックチェーン業界でネットワーキングを図り、オンライン カジノ ブラック ジャック事業の拡大を目指している。
(椎名エバレット達弘)
(米国、日本)
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