米カリフォルニア州ヨセミテ国立公園で山火事発生

(米国)

サンフランシスコ発

2022年07月14日

米国カリフォルニア州のヨセミテ国立公園内の自然林「マリポサ・グローブ」で77日、森林火災(ウォッシュバーン火災)が発生した。樹齢2,000年を超える木も多いマリポサ・グローブのセコイア杉(ジャイアント・セコイア)を守るため、現在も消火活動が続いている。

ウォッシュバーン火災の燃焼面積は、712日時点で約3,800エーカー(約15平方キロ)となっており、制圧率は17%と低いが、現段階でマリポサ・グローブ内の500本を超えるセコイア杉に重大な被害は確認されていないという。同火災が発生したマリポサ郡ワウォナには避難命令が出されており、キャンプ場を含む同地域から約1,600人が避難している(ロイター711日)。同火災の発生に伴い、マリポサ・グローブは閉鎖されており、ヨセミテ国立公園南側入り口付近の高速道41号線の一部が通行止めとなっている。

出火原因についてはまだ調査中だが、火災発生前に同地域への落雷は発生していないことから、当局は人為的な要因による可能性が高いこと示唆している(「サンフランシスコ・クロニクル」紙712日)。

(田中三保子)

(米国)

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