サッポロビール、オンライン カジノ ブラック ジャック
(米国、日本)
ロサンゼルス発
2022年06月28日
サッポロビールは6月24日、米国子会社のサッポロUSA(本社:ニューヨーク州タリータウン)を通じて、米国クラフトビールメーカーのストーン・ブリューイング(本社:カリフォルニア州エスコンディード)の持ち分売買契約を締結し、同社の子会社化を決定したと発表した。サッポロビールは持ち分を100%取得する対価として1億6,500万ドル(注1)を支払う。持ち分の取得完了は8月を予定している。
発表によると、ストーン・ブリューイングは1996年にカリフォルニア州で創業し、米国のIPA(注2)市場のパイオニア的存在として、長年にわたって市場を牽引してきた。カリフォルニア州とバージニア州に工場を構え、ビール製造販売事業を行ってきたほか、酒類卸事業や飲食店事業を展開していたが、新型コロナウイルス禍以前の2019年12月期には営業利益が赤字になるなど、近年は業績が低迷していた。
サッポロビールは、今回の買収を通じて、酒類卸事業を除くビール製造販売事業と飲食店事業を取得し、2つの製造拠点を獲得することで、地産地消の推進により物流費の大幅な削減を実現するほか、生産から販売までのバリューチェーンを米国内で完結させ、事業の安定化・効率化を図るとしている。また、取得する2工場でサッポロプレミアムビールを製造し、工場稼働率を現状の2倍に改善することを見込むなど、製造と配送の効率化を進めるほか、カリフォルニア州やテキサス州、ニューヨーク州、フロリダ州での販売を強化し、2024年までに米国市場全体での販売数量を約800万函(注3)とすることを目指すとしている。
(注1)サッポロビールは、ストーン・ブリューイングの業績に応じて持ち分取得対価の追加支払いを行う可能性がある。
(注2)IPAとは、India Pale Ale(インディア・ペール・エール)の略。独特の苦みと香りが特徴のビール。
(注3)1函は大瓶633ミリリットル×20本に相当する。
(永田光)
(米国、日本)
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