入国時の出発前の新型コロナ陰性証明が不要に、ワクチン接種完了は必要

(ニュージーランド)

シドニー発

2022年06月17日

ニュージーランド政府は6月16日、同国への入国でこれまで必要だった出発前の新型コロナウイルス陰性証明について、6月20日午後11時59分から不要とすると発表した。同国では、7月31日午後11時59分から国境を全面再開する計画(2022年5月12日記事参照)に合わせ、出発前の陰性証明を不要とする方針が検討されていたが、ブラック ジャック ストラテジーからの入国者による発症例が少なく、国内の感染者数も減少していることから、前倒しで撤廃するとした。

政府はまた、同国で乗り継ぎを行う渡航者に対しては、同じく6月20日午後11時59分から新型コロナのワクチン接種完了要件を撤廃するとともに、ニュージーランド渡航者申告システム(New Zealand Traveller Declaration)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますでの申告も不要とするとした。

ただし、同国への入国に当たっては引き続き、ワクチン接種を完了していることが必要となる。また、入国後には、到着時に配布される迅速抗原検査(RAT)キットを用いて、到着日と到着後5~6日目に検査し、結果を報告する必要がある。

(住裕美)

(ニュージーランド)

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