ASEAN主要国における第1四半期の自動車販売台数は前年同期比14.5%

(ASEAN、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、シンガポール)

アジア大洋州課

2022年06月23日

ジェトロがASEAN自動車連盟の統計から集計したところ、2021年のASEAN主要6カ国(タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、シンガポール)の自動車販売台数の合計は278万1,957台だった。前年比で14.5%増加したが、2019年(342万4,651台)には届かなかった(添付資料表1参照)。2022年第1四半期(1~3月)の合計は84万6,065台だった。前年同期比14.5%増となった。国別にみると、シンガポール(前年同期比43.2%減)を除き、ベトナム(27.0%増)とタイ(23.3%増)など全ての国で増加した。6カ国の販売合計台数を月別にみると、1~2月の約25万6,000台から、3月には約33万台超にまで達した(添付資料図参照)。

2021年のASEAN主要5カ国(タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン)の自動車生産台数の合計は、前年比24.7%増の353万6,440台だった(添付資料表2参照)。2022年第1四半期の合計は110万7,200台だった。前年同期比18.1%増となった。国別にみると、フィリピン(前年同期比7.5%減)を除き、インドネシア(44.5%増)とベトナム(36.4%増)など全ての国で増加した。

また、タイとインドネシアの業界団体の統計からジェトロが取りまとめたところ、両国における2021年の自動車輸出台数の合計は、前年比29.5%増の125万3,900台だった(添付資料表3参照)。タイ、インドネシアともに前年比で約3割増加した。2022年第1四半期では、前年同期比0.6%とほぼ横ばいになった。インドネシアは前年同期比21.4%増だったが、タイは5.8%減となった。

(糸川更恵)

(ASEAN、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、シンガポール)

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