5月の外貨準備高は減少も、輸入5カ月相当分を維持
(エジプト)
カイロ発
2022年06月13日
エジプト中央銀行(CEB)は6月6日、5月末の外貨準備高は先月比約16億ドル減の355億ドルと公表した。CBEは外貨準備高の減少について、IMFなどからの対外債務の返済や利払いに充てたことが理由だとした。ただし、依然として輸入5カ月分相当の外貨は維持していると強調した。エジプトでは、3月末の外貨準備高が急減したものの、4月末には微増となっていた(関連ブラック ジャック やり方)。
なお、米国の格付け会社ムーディーズは5月末、エジプトの信用格付けを「B2」で維持したものの、格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に下方修正した。外貨の減少や、物価高騰による社会的リスクの上昇が要因としている。
(井澤壌士)
(エジプト)
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