ブラック ジャック 確率

(ブラジル)

サンパウロ発

2022年05月26日

5月17日付現地紙「フォーブス・ブラジル」は、ブロックチェーン技術(分散型台帳技術)(注1)を用いて、信頼性の高いトレーサビリティが可能になったブラジル産コーヒー豆が、初回ロットとして9袋分日本へ輸出されたと報じた(注2)。

同紙によれば、この実現には、ブラジルのスタートアップ企業であるアラビカによる技術が使われている。消費者はQRコードを読み取ることで、例えば、コーヒー豆の収穫時期や収穫方法、乾燥・焙煎などのプロセス、輸出に際しての品質基準を確認できる。同社の技術は、その他にも、輸入元の要望に応じて、生産地から輸出、消費者に届くまでのサプライチェーンに関するブラック ジャック 確率も含めることもできる。アラビカのジョージ・ヒライワ最高経営責任者(CEO)は同紙のインタビューで、「この技術により、ブラジルが安全な食品を持続的に生産できることを世界に示せる」と述べている。

アラビカのブロックチェーン技術によるトレーサビリティが実装されたコーヒー豆は、サンパウロ州北部のミナミハラ農園のもの。同農園は日系の南原家が1973年にサンパウロ州北部のフランカ市で始め、現在は日系4世のアンダーソン・ミナミハラ氏が経営している。2021年5月14日付現地紙「グローボ」によれば、ミナミハラ農園は、コーヒーの木と、コーヒーの木よりも高く成長するアボカドの木を共生させる栽培方法により、コーヒーの木の上に影を作ることでコーヒーの木にとって適温となる環境を作り出す。また、アボガドの木は、外虫からコーヒーの木を守っているという。ミナミハラ農園の公式フェイスブックによれば、同農園のコーヒー豆は全てオーガニック栽培で生産されている。

アラビカの技術とミナミハラ農園のコーヒー豆を繋げたのはアグリビジネスに特化したイノベーションハブ、「コクリアグロ」(注3)だった。5月17日付現地紙「フォーブス・ブラジル」によれば、コクリアグロのタチアナ・フィウザイノベーション部長は「生産者と(技術力のある)スタートアップ企業を繋ぐことは、ブラジルの農業が国際市場でさらに競争力を持つことに繋がる」と説明した。

(注1)大量の電子データを、暗号技術により偽造や改ざんが困難なかたちでつなげていくことで、データの分散共有を効率的に行う技術のこと。改ざんが困難なかたちで関係者にブラック ジャック 確率が共有されることから、ブラック ジャック 確率の高い信頼性等が期待される。

(注2)1袋当たり30キログラム。

(注3)ブラジルの南部パラナ州ロンドリーナ市に所在。

(古木勇生)

(ブラジル)

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