MTR東鉄線、ブラック ジャック トランプ やり方

(香港)

香港発

2022年05月25日

香港で5月15日、香港鉄路(MTR)東鉄線の延伸部分である紅磡(ホンハム)駅-金鐘(アドミラルティ)駅区間が開通した(注)。開通した区間は、九龍半島の紅磡駅からビクトリア湾を越えて南下し、香港島側では新設の会展(エキシビションセンター)駅を経由して金鐘駅に至る。東鉄線はこれまで新界(ニューテリトリー)地区(羅湖、上水)と九龍地区を南北に結ぶ路線だったが、今回の延伸によって、ビクトリア湾を渡り香港島まで到達した。ビクトリア湾を渡る路線としては4本目となる。紅磡駅から会展駅までの所要時間は約5分、会展駅から金鐘駅までは約2分。これまで、新界地区から香港島へは複数の路線を乗り継がなければならなかったが、乗り換えが不要となり、移動時間も約15分短縮される。

金鐘は、香港の政治とビジネスの中心地である中環(セントラル)と隣接する地域だ。金鐘駅は東鉄線の開通により4本の路線が乗り入れることとなり、香港有数のターミナル駅として、一層利便性が増した。

新駅となる会展駅は湾仔(ワンチャイ)にある香港コンベンション・エキシビションセンター(HKCEC)に隣接する位置に建設され、駅出口から屋根のある通路でセンターの入り口へ直結している。HKCECは、ビクトリア湾に面した大規模な会議・展示会用施設で、日本企業の出展も多い香港FOOD EXPOや香港国際旅行展示会などが開催される。

今回の延伸により、上水をはじめとした新界地区の住民は香港の政治とビジネスの中心地である中環へのアクセスが向上したほか、九龍地区、香港島地区の住民にとってもそれぞれの地区への交通手段の選択肢が広がった。また、HKCECに直接アクセスできる駅が新設されたことにより、大規模なイベントが開催される際の混雑緩和も期待される。MTRの欧陽伯権(レックス・アウヤン)会長は同日開催の開通記念式典で、「東鉄線がビクトリア湾を渡り、鉄道サービスが新しい時代を迎えたこの歴史的な場面に立ち会えたことを大変うれしく思う。『街を動かし続けること』が我々の使命であり、安全で信頼でき、利便性の高い鉄道サービスを乗客に提供するために尽力していく」とコメントした。

写真 会展駅からHKCECに接続する出口(ブラック ジャック トランプ やり方撮影)

会展駅からHKCECに接続する出口(ジェトロ撮影)

写真 会展駅からHKCECに接続する通路(ブラック ジャック トランプ やり方撮影)

会展駅からHKCECに接続する通路(ジェトロ撮影)

(注)今回開通した東鉄線の紅磡-金鐘区間を含むMTRの路線図はMTRのウェブサイトを参照。外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

(横田覚)

(香港)

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