遼寧省、RCEPサービスプラットフォームを開設

(中国)

大連発

2022年05月06日

中国の遼寧省政府は4月25日、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の利活用促進に向けて、「遼寧RCEP公共サービスプラットフォーム」(中国語版)を同省商務庁公式ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますとWeChatアカウント(注1)でリリースした。同プラットフォームでは、RCEP協定税率や原産地規則、市場分析、関連企業ブラック ジャック ゲーム ルールなどが照会できる。

遼寧省政府は、同プラットフォーム開設を通じ、省内の貿易企業がRCEP協定の特恵税率スケジュールを理解・運用し、RCEP参加国の関税削減譲許表や原産地規則に対する理解を深めることを目指している。

同プラットフォームでは、世界共通の6桁の税関HSコード(注2)品目に対し、RCEP協定に基づく特恵税率を照会できるほか、他の自由貿易協定に基づく関税率一覧、該当品目の直近の輸出入市場分析(存在する場合)なども閲覧可能だ。さらに、利用方法のビデオガイド(使用説明)や、RCEP協定の関税譲許表一覧と原産地規則(いずれも中国語)が掲載されている。

遼寧省商務庁の担当者は、同プラットフォームは貿易データなどが随時更新されるため、大いに活用してほしいと期待を寄せている。

(注1)遼寧省商務庁WeChat公式QRコードをフォローし、右下の「互動交流」をクリックすると、RCEPサービスプラットフォームを閲覧できる。

画像 遼寧省商務庁WeChat公式QRコード(遼寧省商務庁ウェブサイトから)

遼寧省商務庁WeChat公式QRコード(遼寧省商務庁ウェブサイトから)

(注2)「HSコード」は、「商品の名称および分類についての統一システム(Harmonized Commodity Description and Coding System)に関する国際条約」(HS条約)に基づいて定められたコード番号。詳しくは、ジェトロの貿易・投資相談Q&Aページ「HSコード」を参照。

(李穎)

(中国)

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