入国にはワクチンパス、陰性証明書、旅行者衛生フォームが必要
(モロッコ)
ラバト発
2022年05月02日
4月27日時点におけるモロッコへの入国手続きや留意点、日本への出国時の注意事項などは、ジェトロの整理によれば以下のとおり。
モロッコ政府は「衛生緊急事態」を5月末まで延長しており、日本の外務省が出しているモロッコの感染症危険ブラック ジャック 確率は「レベル2(不要不急の渡航はやめてください)」となっている。
1.入国前に準備すべき書類・手続き
ワクチンパス(電子版または証明書)、搭乗予定時刻の48時間以内に実施したPCR検査の陰性証明書(注1)、旅行者衛生フォーム(Fiche Sanitaire du Passager)が必要。
旅行者衛生フォームは飛行機内で用紙が配られるが、事前に空港庁(ONDA)の該当URLからダウンロードし、記入しておくことも可能。
2.入国手続き
空港係官の求めに応じて事前に準備した書類などを提示する。ONDAによると、現在は到着時のPCR検査は実施されておらず、無作為に選出した入国者への迅速抗原検査のみが実施されている。現在のところ、空港での検査手続きなどで長時間待たされることはない。
3.入国後の手続きや制限
入国時に感染が認められた場合は、新型コロナウイルス治療プロトコルに従う。無症状や軽症の場合は自宅やホテルで7日間の自主隔離を行い、中等症の場合は病院での治療となる。
現在、夜間外出制限はないが、政府が5月末まで「衛生緊急事態」を延長しているため、公共施設やレストラン、ホテル、商業施設などの利用時にワクチンパスの提示が求められる(紙の接種証明書も可)。しかしワクチン接種の普及や感染者数の減少により、実態としては確認をしないところが多い。なおPCR検査は市内の検査所で、基本料金400ディルハム(約5,200円、1ディルハム=約13円)にて受診が可能。
4.留意点など
モロッコ政府は感染拡大に合わせて、国際旅客便の運航中止や夜間外出禁止令を臨機応変に実行するため、最新ブラック ジャック 確率を旅行代理店や在モロッコ日本大使館のウェブサイトで確認することをお勧めする。
最後に、日本への入国には、出国前72時間以内に実施した検査で「陰性」であることを示した「検査証明書」の提出が求められているが、在モロッコ日本大使館は、取得した「検査証明書」が日本への帰国・入国に必要な要件を満たしておらず、モロッコの空港で航空機への搭乗が拒否される事例が発生しているとして注意を促している(注2)。日本政府指定の様式で「検査証明書」を取得することを勧める。指定の書式での発行が可能な現地検査機関は、同大使館ウェブサイトで確認することができる。
(注1)鼻腔咽頭拭い液による検査を受け、英語またはフランス語の陰性証明書を紙で提出することが推奨されている。
(注2)咽頭拭い液検体による検査や迅速抗原検査など、日本では認められていない検査方法による「検査証明書」は無効となる。
(本田雅英)
(モロッコ)
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