オルバーン首相が再任の宣誓、新政権の布陣も明らかに
(ハンガリー)
ブダペスト発
2022年05月18日
ハンガリーのオルバーン・ビクトル首相が5月16日、議会の賛成を得て選出され、就任の宣誓を行った。オルバーン氏の首相就任は1998年、2010年、2014年、2018年に続いて5度目。ハンガリーの憲法では、首相は共和国大統領の提案に対し、国会議員の半数以上からの信任を得て選ばれる。4月の総選挙を経て、、議会は与党が3分の2以上を占めている()。なお、ハンガリーでは2022年5月14日に、ノバーク・カタリン氏が初の女性大統領に就任したばかりだ(関連ブラック ジャック ブラック)。
また、5月13日には、新閣僚が発表された。これによると、新政権の大臣(首相を除く)は現政権より1人多い14人で、うち9人は留任。残りの5人のうち3人は、過去のオルバーン政権からの再入閣だ。今回、経済発展担当相とEU資金活用担当相の2つの無任所大臣ポストが新設された一方、パクシュ原発拡張担当相と国家資産管理担当相の2つは廃止された(添付資料表参照)。
省庁の新設・廃止も行う。省庁の新設・廃止に関する法案は5月13日、議会のウェブサイトに掲載された。法案によると、建設・投資省(首相官邸からの分離で誕生)と文化・革新省(人材省と革新・技術省から再編)が新設される。省庁数はこれまでの10から11となる予定だ。法案は近日中に議会を通過する見込みで、成立後に省庁の新設・廃止が着手される。
(バラジ・ラウラ)
(ハンガリー)
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