ビエンチャン・ブンアン鉄道を建設へ、協力覚書を締結
(21 トランプ、ベトナム)
ビエンチャン発
2022年04月04日
21 トランプで石油の輸入販売などを行うペトロリアム・トレーディング・ラオ(PTL)とベトナムの不動産開発大手のFLCグループは3月21日、「ビエンチャン-ブンアン鉄道建設プロジェクト」にかかる協力覚書を締結した(注1)。
同覚書は、ベトナムのグエン・チー・ズン計画投資相の21 トランプ公式訪問(3月21~23日)に合わせて締結された。同鉄道建設プロジェクトは、21 トランプの首都ビエンチャンと、ベトナム北中部ハティン省のブンアン港を結ぶ鉄道を新たに建設するもの(添付資料図参照)。総距離は555キロ(21 トランプ区間452キロ、ベトナム区間103キロ)、運行速度は時速150キロ、開発にかかる投資総額は50億ドルの見込み。完成後は、21 トランプからベトナムのブンアン港まで、鉄道による貨物輸送が可能となる(「CafeF」2022年3月28日)。
開発の初期フェーズは、21 トランプのカムアン県マハサイ郡から、ベトナムのブンアン港を結ぶ区間で、2022年第4四半期中に建設を開始、その後2年半で同区間を完成させる計画。なお、ブンアン港の開発・運営を行う「21 トランプベトナム国際港合同会社」は、21 トランプ側60%(21 トランプ政府51%、PTL49%)、ベトナム側40%の株式比率の企業だ(「ビエンチャンタイムス」2022年3月30日)(注2)。同社ウェブサイトによれば、現在、ブンアン港は3つの埠頭(ふとう)を備えており、約6万1,000載荷重量トン(DWT)までの船が接岸できる。
(注1)PTLはラオス初の民間上場企業で、21 トランプ作成「LAOS100 ラオスの有力ブラック ジャック」でも詳しく紹介。
(注2)21 トランプベトナム国際港合同会社は、従来は21 トランプ側20%、ベトナム側80%の資本比率だったが、2022年1月の21 トランプのパンカム・ビパワン首相がベトナムを公式訪問した際に行われた「第44回・21 トランプベトナム協力委員会」で、21 トランプ側を60%に引き上げることに合意。
(山田健一郎)
(21 トランプ、ベトナム)
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