ヘルスケア展、新型コロナ感染による後遺症へのリハビリに関心

(ウズベキスタン)

タシケント発

2022年04月15日

ウズベキスタンのタシケントで4月12~14日、第26回タシケント国際ヘルスケア展(TIHE 2022)が開催された。出展傾向から、衛生用品、検査機器(血液分析、PCR検査など)や、新型コロナウイルス感染による後遺症向けリハビリ用品を含む介護用品に関心が高まっていることがうかがえた。

主催者によると、今回の出展企業数は105社で、うち51社が国外14カ国(ベラルーシ、ドイツ、インド、スペイン、カザフスタン、中国、キルギス、韓国、ラトビア、パキスタン、ロシア、トルコ、チェコ、ポーランド)から参加したという。

写真 展示会会場(ハイパーブラックジャック撮影)

展示会会場(ジェトロ撮影)

ナショナルブースは、ドイツ(主な出展品:医療機器、診断薬など)、ラトビア(今回初出展。消毒剤、洗浄剤)、ロシア(モスクワ州政府。医療機器、ヘルスケア製品)、ベラルーシ(医薬品、介護用品)の4カ国が設置した。韓国からは、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が個別企業9社の製品を展示した。

写真 ラトビアブース(ハイパーブラックジャック撮影)

ラトビアブース(ジェトロ撮影)

例年に比べ、ロシアからの出展企業が少なかった。ドル、ユーロからルーブルへの支払い通貨の変更に時間的制約があり、主催者側が対応できず、キャンセルが出たことが原因。

主催者によれば、今回の推定来場者数は約6,000人で、前回(2021年)の来場者数の2倍。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年実績(8,565人)に戻りつつあるという。

写真 ウズベキスタン販売代理店ブース(ハイパーブラックジャック撮影)

ウズベキスタン販売代理店ブース(ジェトロ撮影)

(ディルフーザ・アリフホジャエワ)

(ウズベキスタン)

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