入国時の新型コロナ陰性証明書とワクチン接種証明書の提示撤廃
(キューバ、ロシア)
メキシコ発
2022年04月08日
キューバ公共保健省は4月4日、新型コロナウイルス対策として入国に必要としていた、出発国・地域で受検したPCR検査または抗原検査の陰性証明書の提示と、入国後の新型コロナワクチン接種証明書の提示義務を4月6日に撤廃すると発表した。ただし、キューバの国際空港で無作為に選出した入国者へのPCR検査(モニタリング検査)と、国内でのマスク着用義務は継続する。
キューバでは、国内で生産した新型コロナワクチンの接種が進んでいる。公共保健省によると、4月5日時点で、国内産ワクチンのソベラナ・プラス、ソベラナ02、アブダラの3種の接種数は合計約3,547万人で、2回接種完了者は同国人口の89.5%となっている。
旅行客数の第1位はロシアも、減少は確実
キューバには2021年に前年比約6割減の57万3,944人が入国した。経済企画省によると、2022年の外国人旅行者数は前年比で4倍、かつ11億6,000万ドルの収入を見込んでいる。しかし、キューバへの旅行者数の第1位はロシアで、同国によるウクライナへの軍事侵攻の経済制裁の一環としてロシア発の国際線の運航停止が相次いでいることから、経済企画省は、2022年の観光需要収入の減少は避けられないとしている。
(志賀大祐)
(キューバ、ロシア)
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