米FDA、50歳以上と免疫障害持つ人対象に4回目の新型コロナワクチン接種承認
(米国)
ニューヨーク発
2022年03月30日
米国食品医薬品局(FDA)は3月29日、50歳以上と特定の免疫障害がある人を対象に、ファイザー・ビオンテック製、またはモデルナ製の新型コロナウイルス用ワクチンの2回目の追加接種(通算4回目)を承認すると発表した。
50歳以上の場合、ファイザー・ビオンテック製もモデルナ製も、1回目の追加接種(通算3回目)から4カ月以上が経過していれば、2回目の追加接種が可能となる。また、臓器移植を受けた人や、それに同等する免疫障害がある人に対する2回目の追加接種も、1回目の追加接種(通算3回目)から4カ月以上が経過していれば可能だが、ファイザー・ビオンテック製は12歳以上、モデルナ製は18歳以上を対象としている。
2回目の追加接種の緊急使用承認(EUA)を求める申請では、ファイザー・ビオンテックは3月15日に65歳以上を対象に()、モデルナは3月17日に18歳以上を対象に(関連ブラック ジャック ブラック)、それぞれFDAに求めていた。
FDA生物製剤評価研究センターのピーター・マークス所長は「高齢者と免疫障害がある人(に対するワクチン接種)は、時間の経過とともに重症化を防ぐ効果が下がることが示唆されている。新たなデータの分析によると、ファイザー・ビオンテック、またはモデルナ製の2回目の追加接種(通算4回目)を受けることにより、これら対象者の予防効果を高めることにつながる可能性がある」とした。また、1回目の追加接種に関しては「全ての成人を対象に、新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐために重要なことがデータから示されており、1回目の追加接種(通算3回目)をまだ受けていない人には受けることを強く推奨する」とした。
(吉田奈津絵)
(米国)
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