年初の国内乗用車保有台数、低排出ガス車のシェアは2.6%
(ドイツ)
ミュンヘン発
2022年03月15日
ドイツ連邦自動車局(KBA)は3月4日、ドイツにおける2022年1月1日時点の乗用車保有台数を前年比0.6%増の4,854万878台と発表した。
燃料別にみると、バッテリー式電気自動車(BEV)は前年比2倍の61万8,460台となり、全体に占めるシェアは2021年1月1日時点の0.6%から1.3%に増加した。また、プラグインハイブリッド車(PHEV)も2.0倍の56万5,956台に増加し、全体に占めるシェアは0.6%から1.3%に倍増した。BEVとPHEVを合わせた低排出ガス車の乗用車新規登録台数は2021年も増加傾向にあったものの(関連ブラック ジャック アプリ)、保有台数ベースのシェアではいまだ2.6%にとどまっている。なお、2021年12月に発足した連立政権は連立協定書で、2030年までにBEVをドイツ国内で少なくとも1,500万台普及させる目標を掲げている(ドイツ自動車産業連合会、トランプ)。一方、2022年1月1日時点で、ガソリン車は全体の63.9%、ディーゼル車は30.5%を占めた。また、燃料電池車は49.9%増の1,211台だった。
ブランド別にみると、フォルクスワーゲン(VW)が前年比0.3%増となり、シェアは21.0%で前年と横ばいだったものの、最大だった。これに、メルセデス、オペル、フォード、BMWと、ドイツメーカーまたはドイツに生産拠点を有するメーカーのブランドが続いた(添付資料表参照)。
輸入車ブランドでは、VWグループのシュコダが前年比3.9%増の251万5,355台となり、シェアは5.2%で最大だった。シュコダを筆頭に、ルノー(シェア:3.6%、172万4,161台)、現代(2.9%、140万7,326台)、セアト(2.9%、138万7,289台)と続いた。米国のテスラは6万6,422台で、シェアは0.1%にすぎないが、93.1%増と急増した。日系自動車メーカーの中では、トヨタブランドがシェア2.7%の129万4,894台で最多だった。
(クラウディア・フェンデル)
(ドイツ)
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