ブラックジャックweb

(米国)

サンフランシスコ発

2022年03月22日

現地の複数の報道によると、米国カリフォルニアブラックジャックweb会議員グループ(民主党)は3月17日、ガソリン価格の高騰による州民の経済的負担を緩和するため、納税者1人当たり400ドルのリベートプログラムを提案した。

対象となるのは、同州内に住む所得税納税者で、全ての住民が生活費の上昇による影響を受けているとして、自動車を所有していない、あるいは運転しない納税者も含まれる。全米でガソリン価格の高騰が続いており(カリフォルニア州を含む全米でガソリン価格高騰の傾向続く(米国))、米国自動車協会(AAA)によると、3月21日時点のレギュラーガソリン1ガロン(約3.8リットル)のカリフォルニア州平均価格は5.855ドル(全米平均:4.252ドル)、サンフランシスコ郡では5.920ドル、州内最高値は中部サンルイス・オビスポ郡の6.010ドルを記録している。同提案は今後、正式に法案化され、ブラックジャックweb会で議論されることになる。

他方、同ブラックジャックweb会共和党議員による1ガロン51セントのガソリン税の一時的廃止を求める法案(AB-1638)は3月14日、州下院議会で18票対40票で否決された。17日にリベート案発表を行ったブラックジャックweb会議員の1人コティ・ペトリ=ノリス下院議員(民主党)は、「400ドルは、平均的なカリフォルニア州民が1年間でガソリン税免除を受けた場合と同等の金額」だと述べた。

ギャビン・ニューサム知事(民主党)は3月8日の施政方針演説で、ブラックジャックweb会と協力してリベートプログラムを打ち出す可能性にも触れていた。知事の施政方針演説後、ニューサム知事のシニアアドバイザーのディーディー・マイヤーズ氏は同プログラムについて、詳細は未定ながらも、受給基準として「自動車を所有していること」を挙げており、今回のブラックジャックweb会議員グループの提案内容とは対象者が微妙に異なる。今後、同提案が法案化された際に知事が支持するか否かに注目が集まる。

(田中三保子)

(米国)

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