米CDC、マスク着用ガイダンスを更新、郡単位で3段階に
(米国)
ニューヨーク発
2022年02月28日
米国疾病予防管理センター(CDC)は2月25日、米国内でのマスク着用のガイダンスの更新内容を発表した。更新後のガイダンスは、各州の郡単位での新型コロナウイルス感染リスクに応じて3段階に分けるものになっている。
リスクが低い(Low)地域では、個人の希望に合わせて着用することとしている。リスクが中程度(Medium)の地域では、免疫障害のある人は医師に相談の上、屋内でマスクや呼吸器の着用をするなどを決定することを勧めている。また、中程度の地域では、感染した場合に重症化する可能性のある人と同居する場合や会う場合には、会う前に感染検査を受け、室内で一緒にいる際にはマスクを着用することとしている。リスクが高い(High)地域では、ワクチン接種完了の有無や個人の重症化リスクにかかわらず、幼稚園から高校までの学校やその他の公共施設を含めて、屋内ではマスクを着用するよう忠告している。また、免疫障害のある人は、マスクや呼吸器を着用するよう促している。
CDCのロシェル・ワレンスキー所長は、航空機、電車、バス、空港、駅などの公共交通機関では引き続き、マスク着用を義務付けるとした(ロイター2月25日)。
既に屋内ビジネスでのマスク着用を撤廃した州もあり、例えばニューヨーク州では2月10日から撤廃されている(2022年2月10日記事参照)。
(吉田奈津絵)
(米国)
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