自動車分野の生産連動型優遇策(PLI)の対象企業20社を決定
(インド)
ニューデリー発
2022年02月17日
インド重工業省は2月11日、自動車(完成車)分野の生産連動型優遇策(PLI)で、計20社の申請を承認したと発表した(添付資料表参照)。電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)を対象とした同分野のPLIに関して、同省は申請期限の1月9日までに計29社から申請を受理したことを既に明らかにしていたが(ブラック ジャック ディーラー)、企業名は公表していなかった。
今回承認した計20社のうち、10社は自動四輪車メーカーだった。スズキ100%子会社のスズキ・モーター・グジャラートが日系企業で唯一含まれたほか、地場大手のタタ・モーターズやマヒンドラ&マヒンドラ、韓国の現代自動車や起亜、米国フォードのインド法人などが名を連ねた。自動二輪・三輪車メーカーは4社が選ばれ、外資系はイタリアのピアジオ・ビークルズの1社のみで、残り3社は地場大手のバジャジ・オート、ヒーロー・モトコープ、TVSモーター・カンパニーだった。異業種からの新規参入枠では、地場配車サービス大手の子会社オラ・エレクトリック・テクノロジーズなど6社が選定された。
同時に募集していた自動車部品分野に関しては、計86社の申請を受理したと発表されているが、2月11日時点では対象企業はまだ発表されていない。インド重工業省によると、自動車(完成車)分野と同部品分野を合わせて、今後5年間のPLI予算は総額2,593億8,000万ルピー(約3,890億7,000万円、1ルピー=約1.5円)が計上されている。
(高際晃平)
(インド)
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