韓国産業通商資源部、4月中のCPTPP加盟申請に向けた進捗を説明
(韓国)
ソウル発
2022年02月24日
韓国の産業通商資源部は2月24日、第25回通商推進委員会を開催した。同委員会では、環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP、いわゆるTPP11)加盟について、「韓国政府は4月にCPTPPへの加盟申請を目指し、これまでの社会的議論の結果を点検し、国内産業対策の方向性を検討中」と説明した。具体的内容は以下のとおり。
1.社会的議論
韓国政府は、2021年12月から地域別・業種別懇談会を開催し、CPTPP加盟と国内産業対策の方向性に関し、多様な利害関係者の意見を聴取してきた。今後、関係省庁合同タスクフォースを通じて、CPTPP加盟による直接・間接的な被害への支援、競争力強化、CPTPP活用支援などの政策課題を整理し、利害関係者の意見をさらに収集し、国民的な共通認識の形成に注力する予定。
2.現加盟国への説明
現加盟国に対しては、シンガポール(議長国)、ニュージーランド(副議長国)、オーストラリアなどとの閣僚級協議を通じ、韓国のCPTPP加盟申請に対する友好的立場を確認した。
(当間正明)
(韓国)
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