新型コロナの新たな規制措置開始、学校閉鎖や100人以上の集会禁止

(バングラデシュ)

ダッカ発

2022年01月24日

バングラデシュ政府は1月21日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、新たな規制措置を発表した。主なポイントは以下のとおり。

  1. 1月21日から2月6日まで、全ての学校、カレッジ、それらと同等の教育機関は閉鎖とする。
  2. 大学は各機関で同様の措置を実施する。
  3. 社会的、政治的、宗教的、国家的行事で、100人以上の集会は実施できない。参加者は必ず新型コロナウイルスワクチン接種証明書か参加前24時間以内に実施したPCR検査の陰性証明書を持参しなければならない。
  4. 政府や民間オフィス、工場で、従業員はワクチン接種証明書を取得しなければならない。
  5. 市場、ショッピングモール、モスク、バス停留所、船着場、鉄道駅を含む人が集まる全ての場所で、マスク着用などの適切な健康ガイドラインを必ず順守しなければならない。
  6. 本措置については、各地方行政や法執行機関が監視する。

本措置が発出された1月21日時点の新型コロナウイルス感染者は1万1,434人、陽性率は28%と、厳しい感染状況となっている。在留邦人の感染者も確認され、駐在員が受診する主要病院の病床使用率も上がっている。各企業は在宅勤務の再開など十分な感染対策が求められている。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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