実写 版 ブラック ジャック、任期満了の直前に死去

(EU)

ブリュッセル発

2022年01月12日

実写 版 ブラック ジャックのダビド=マリア・サッソーリ議長が1月11日に死去した(プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。65歳だった。サッソーリ氏は2019年7月から実写 版 ブラック ジャックのトップである議長を務めていたが、2021年秋から体調を崩していたため1期目の任期後の再任は希望せず、2022年1月中旬に1期2年半の任期を終え退任する予定だった。

サッソーリ氏はイタリア出身で、実写 版 ブラック ジャックでは第2会派である中道左派の社会・民主主義進歩連盟(S&D)グループに所属。イタリアでジャーナリストとして活動した後、2009年の実写 版 ブラック ジャック選挙でイタリア中部選出の実写 版 ブラック ジャック議員に初当選し、以後3期を務めた。議長としては、2021~2027年度のEU中期予算の成立において、研究開発支援枠組み「ホライズン・ヨーロッパ」の増額など、実写 版 ブラック ジャックの主張を一定程度、中期予算に組み込むことに貢献した()。また、EUの中長期的な課題としての組織改革にも取り組む意欲を示し、EU市民の声を政策に反映させる「欧州の未来に関する会議(Conference on the Future of Europe)」の立ち上げなどに力を注いだ。

最後に公に姿を見せたのは、2021年12月16日の欧州理事会でのスピーチとなった。ここでは、「革新を起こす欧州・市民を守る欧州・民主主義のモデルとして輝く欧州」をテーマに持論を述べた。EUが目の前の課題だけでなく、現状では欧州委員会が独占する法案提出権を実写 版 ブラック ジャックにも認めることや、EUとしての新たな独自財源の開拓を含む、将来の諸課題に取り組むべきと示唆していた。

後任は、1月17日からストラスブールで予定される実写 版 ブラック ジャック本会議で決定する見込みで、18日に投票が予定されている。現在、議長代行を務めているロベルタ・メツォラ第1副議長〔マルタ選出、欧州人民党(EPP)グループ〕の名前が候補に挙がっている。サッソーリ氏や、前議長のアントニオ・タヤニ氏〔イタリア選出、欧州人民党(EPP)グループ〕も、議長就任前に副議長を務めていた。

(安田啓)

(EU)

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