国営炭化水素公社、石油生産維持へ400億ドル投資、オフショア事業も開始へ
(アルジェリア)
パリ発
2022年01月21日
アルジェリア国営炭化水素公社ソナトラックのトゥーフィック・ハッカル総裁は1月3日、ガス・石油の生産能力を維持するため、2022年から400億ドルの5カ年投資計画を開始すると発表した。外国企業とのパートナーシップに期待を示し、2022年は炭化水素の採掘・開発に80億ドルを投資する。南部ハッシメサウド地区での石油精製所の建設など、石油精製・石油化学分野で4件の計画を実施すると表明している。
また、ラッシド・ゼルダニ経済・計画・戦略担当副総裁は1月9日、ソナトラックが2018年10月にオフショア事業開発のためフランスのトタル社とイタリアのエニ社と締結した合意書に基づき、2023年に初のオフショア事業を開始すると発表した。同氏の発表では、2021年の炭化水素生産量は前年比5%増で1億8,500万石油換算トン(toe)、そのうち炭化水素輸出量は9,500万toeで同15%増となった。2021年の炭化水素輸出額は345億ドルで、前年比72%増を記録した。
政府は再生可能エネルギー普及の取り組みを開始しているが(関連ブラック ジャック 遊び方)、世界的な景気回復に伴う堅調な需要を背景とした原油価格の高騰は、従来のエネルギー部門を後押しすることとなる。
(ピエリック・グルニエ)
(アルジェリア)
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