オミクロン株による感染拡大続くも、入国条件が一部緩和
(アルゼンチン)
ブエノスアイレス発
2022年01月27日
政府は1月26日、行政決議第63/2022号を公布し、1月29日からアルゼンチンに入国するアルゼンチン居住者、隣国(ブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、ボリビア、チリ)に居住する外国人などを対象に、入国時の陰性証明書の提出義務を免除すると発表した。
1月29日からの入国条件の詳細は以下のとおり。
○入国14日前にワクチン接種を完了しているアルゼンチン居住者の場合:
- 出国48時間前にオンラインでの宣誓供述(DDJJ)
- ワクチン接種証明書の提示
- 陰性証明書の提出および強制隔離措置を免除
○入国14日前にワクチン接種を完了している隣国居住者の場合:
- 出国48時間前にオンラインでの宣誓供述(DDJJ)
- ワクチン接種証明書の提示
- 新型コロナ対応の医療保険への加入
- 陰性証明書の提出および強制隔離措置を免除
○入国14日前にワクチン接種を完了している非居住者外国人の場合:
- 出国48時間前にオンラインでの宣誓供述(DDJJ)
- ワクチン接種証明書の提示
- 出国前72時間以内に受けたPCR検査による陰性証明書、または出国前48時間以内に受けた抗原検査による陰性証明書の提出
- 新型コロナウイルス感染症対応の医療保険への加入
- 強制隔離措置を免除
○ワクチン接種を完了していない、または未接種のアルゼンチン居住者、隣国居住者、非居住者外国人の場合:
- ワクチン接種の例外と認める書類の提出
- 出国前72時間以内に受けたPCR検査による陰性証明書、または出国前48時間以内に受けた抗原検査による陰性証明書の提出
- 入国後、上記検査日から7日間の隔離
- 新型コロナウイルス感染症対応の医療保険への加入
- 出国48時間前にオンラインでの宣誓供述(DDJJ)
○ワクチン接種を完了していない、または未接種の未成年者は、強制隔離措置が免除されるが、入国から7日間は集会やイベントに参加してはならない。また、6歳未満の場合、PCR検査・抗原検査を受ける義務はない。
1月26日時点の保健省報告によると、全国の1日当たりの新規感染者数は8万8,503人。1月1日からの26日間で約248万人の新規感染者が確認された。同じ期間の累計死者数は2,851人と前月の580人から急増し、累計死者数は12万人に達した。
(山木シルビア)
(アルゼンチン)
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