米ニューロとセブン-イレブン、カリフォルニア州初の自動運転配送を開始
(米国)
サンフランシスコ発
2021年12月07日
米国の自動運転技術のニューロ(本社:カリフォルニア州マウンテンビュー)とコンビニエンスストア大手のセブン-イレブン(本社:テキサス州)は12月1日、カリフォルニア州で初の自動運転車両による商用デリバリーサービスを行うと発表した。ニューロの本社が所在するマウンテンビューで同日からサービスを開始した。
まず、ニューロの自動運転技術を搭載したトヨタ・プリウスでサービスを開始し、ニューロの電気自動車R2もデリバリー車両に加わる予定になっている。発表によると、車両にはオペレーターが同乗するという。マウンテンビュー市内のサービスエリアの住民は、セブン-イレブンのアプリ「セブン・ナウ」から商品を注文し、自動運転デリバリーによって受け取ることができる。
ニューロの公式発表によれば、今回の商用展開の実現までに、自治体リーダー、学校関係者、企業関係者などを対象としたデモンストレーションを行ったり、地域イベントなどを通じて地域住民と交流したりするなど、さまざまな側面から努力を重ねてきたことがうかがえる。
ニューロは、2020年12月にカリフォルニア州運輸局(DMV)から初となる公道での自動運転車両の商用利用の許可を取得し、2021年11月には6億ドルの資金調達に成功したことを発表した(2021年11月5日記事参照)。
(田中三保子)
(米国)
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