第4回輸入博が閉幕、成約額は前年比微減、引き続き多くの米国企業が出展
(中国)
上海発
2021年11月16日
上海市で11月10日、第4回「中国国際輸入博覧会」(CIIE)が閉幕した(2021年11月10日記事参照)。主催機関の中国国際輸入博覧局によると、輸入博の成約額は前回より2.6%減の707億2,000万ドル、累計入場者数(11月10日正午時点)は21.6%減の48万人(前年は61万2,000人)となった。
今回の輸入博には127カ国・地域から2,900社以上の企業などが出展し、422の新たな製品、技術とサービスが紹介された。世界500強企業や各業界のトップ企業281社が出展し、このうち、初回から4年連続で出展した企業は120社に上った。
6つある展示エリアのうち、食品・農産品エリアは出展者数が最も多く、102カ国・地域から1,200社以上の参加があった(2021年11月10日記事参照)。消費品エリアは展示面積が9万平方メートル超と、最も展示面積の大きいエリアとなった。
米中対立は続いているものの、米国企業・団体は積極的に輸入博に出展した。主催者によると、米国企業の出展社数は第1回180社、第2回192社、第3回198社で、今回も200社前後と過去最高水準となっている。ブラック ジャック 確率の参加企業数としては常にトップクラスに位置している(「新華網」11月5日)。
著名な米国企業としては、前年に続きナショナル・プロバスケットボール・アソシエーション(NBA、本社:ニューヨーク州)、ナイキ(本社:オレゴン州)が消費品エリア、キャタピラー(本社:イリノイ州州)、デュポン(本社:デラウェア州)、ジョンソンコントロールズ(本社:ウィスコンシン州)、デル(本社:テキサス州)、マイクロソフト(本社:ワシントン州)、クアルコム(本社:カリフォルニア州)、テキサスインスツルメンツ(本社:テキサス州)が工業技術・設備エリアに出展した。
次回の第5回輸入博も今回と同様、上海市国家会展中心で2022年11月5日から10日まで開催される予定。既に9月28日から出展申し込みを開始しており、主催者によると、11月10日時点で既に前年同期を上回る15万平方メートルを超える申し込みを受けている(第5回輸入博申し込みサイト)。
(侯恩東)
(中国)
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