電通グループ、インド発スタートアップGoals101と業務提携

電通グループは10月19日、インド発スタートアップGoals101（ゴールズ・ワンオーワン）と戦略的資本業務提携契約を締結したと発表した。主に、広告テクノロジーの開発における業務提携を図る（金額非公表）。

Goals101は、2016年にインドの首都ニューデリーで創業したスタートアップ。同社は、銀行が保有する取引データや顧客データなどを匿名化し、安全性の高い状態でマーケティング活用ができるプラットフォームを提供する。

電通グループは、今回の業務提携を通じて、自社が持つ各種マーケティングデータを同社のプラットフォームに連携させることで、デジタル広告効果をさらに向上させるサービスを開発したいとしている。既に2021年、インドで実施した実証実験において、効果の有効性は検証済みだ。

他方、Goals101としては、電通グループの全世界145カ国・地域の拠点を活用し、現在インド国内のみで提供している同プラットフォームのグローバル展開を図りたい考えだ。電通グループは、三井住友フィナンシャルグループとデジタルマーケティング事業を行う合弁会社を7月に日本国内に立ち上げるなど、国内外問わず、新興テクノロジーを活用したサービス開発を積極化している。

（広木拓）