現職のミルジヨエフ大統領が再選

(ウズベキスタン)

タシケント発

2021年10月26日

ウズベキスタンで10月24日に大統領選挙が行われ、現職大統領のシャフカト・ミルジヨエフ氏が再選を果たした。

10月25日のウズベキスタン中央選挙管理委員会の発表によると、投票率は80.4%で、自由民主党から立候補したミルジヨエフ氏が得票率80.1%で1位となり、人民民主党のマクスダ・ボリソワ候補が6.6%で2位だった。

ミルジヨエフ氏は1957年生まれの64歳。大統領2期目の任期は2026年まで。同氏は、選挙戦で2期目の目標として、a.人口1人当たりGDPを1.6倍に引き上げる、b.科学技術を基礎とした新経済を確立し、鉱工業生産1.4倍増、労働生産性2倍増とする、c.デジタル経済を振興し、プログラミング製品生産額の5倍増と輸出額の10倍増を図る、d.マクロ経済を安定させ2023年末までにインフレ率5%を実現する、e.外国投資を促進し今後5年間で700億ドル以上とする、f.輸出を2026年までに1.7倍増加させる、g.民間部門を活性化しGDPに占める民間セクターの割合を80%まで引き上げる、h.グリーン経済を目指し温室効果ガスの10%削減、i.大企業内での職業訓練センターの創設、などを掲げた。

(高橋淳)

(ウズベキスタン)

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