静岡銀行、米シリコンバレーに駐在員事務所を新設、ロサンゼルス支店を移転
(米国、日本)
ロサンゼルス発
2021年10月06日
静岡銀行は9月29日、米国カリフォルニア州のロサンゼルス支店をシリコンバレーに移転し、新たに駐在員事務所を設置すると発表した。同行によると、シリコンバレーでの駐在員事務所の設置は日本の地方銀行として初めての試みとなる。
シリコンバレー駐在員事務所は11月1日に設置され、3人の駐在員が派遣される予定。フィンテックなど先端技術やベンチャービジネスのハイパーブラックジャックを収集するほか、ベンチャーキャピタルファンドなどとのハイパーブラックジャック交換やネットワーキングを通じて、将来性・成長性が期待できる先端企業との連携や取引先企業への最先端テクノロジーの紹介を行うとしている。預金の受け入れや融資は行わない。
ロサンゼルス支店は9月30日に業務を終了し、同支店の預貸金業務などの業務はニューヨーク支店が引き継いだ。
米国で事業を行う日系の預金取扱金融機関については、三菱UFJフィナンシャルグループが西海岸を中心に事業を展開する傘下のMUFGユニオンバンクの売却を9月21日に発表したばかり(関連ブラック ジャック カード)。静岡銀行ロサンゼルス支店の移転により、ロサンゼルス周辺で日本語対応可能な預金取扱金融機関は、ジェトロが把握している限り、売却予定のユニオンバンクを除くと、三菱UFJ銀行ロサンゼルス支店、三井住友銀行ロサンゼルス支店と同行傘下のマニュファクチャラーズ銀行、みずほ銀行ロサンゼルス支店、バンク・オブ・ザ・ウェスト(注)となっている。
(注)バンク・オブ・ザ・ウェスト(Bank of the West)は欧州の大手金融機関のBNPパリバの米国子会社。加州三和銀行や加州東海銀行が前身の米国の地方銀行を2002年に買収した経緯から、米国西海岸を中心とした6拠点にジャパンデスクを設置している。
(永田光)
(米国、日本)
ビジネス短信 b7ce509ed61f589b